タグ「東浩紀」 の検索結果(1/1)

2009年9月18日の記事

大塚英志+東浩紀『リアルのゆくえ』

大塚英志+東浩紀『リアルのゆくえ』(講談社現代新書・2008年)を読了しました。

いきなりこれを読んでも何がなんだか全く分からないと思うので、大塚英志『キャラクター小説の作り方』 、東浩紀『動物化するポストモダン』 『ゲーム的リアリズムの誕生』 辺りを読んでおくと、両者の立ち位置がよく分かると思います。

はっきり言えば、この本で繰り広げられる4回の対談は、7年に渡る千日手……噛み合わないまま始まり、終わっていきます。しかし、新たな局面を予想させる展開で終わるのです。

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2009年9月11日の記事

東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』

東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』(講談社現代新書・2007年)を読了しました。

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2009年9月 4日の記事

東浩紀『動物化するポストモダン』

東浩紀『動物化するポストモダン』(講談社現代新書・2001年)を読みました。

大きな物語(自由主義経済下における高度成長→バブル)が崩壊して虚像となった後に、その相似形縮小図であったはずの小さな物語のみが残り、それが消費の対象となった。その小さな物語を支えるバックボーンにはもはや「物語」は存在せず、データベースとしての情報過の中から引用されてきたエッセンスのみで幾つもの小さな物語が、オリジナル=コピーという関係の中間となる「シュミラークル」として生まれる。その小さな物語を消費=欲求しつつ、空洞化した大きな物語を欲望するというのが現代人=オタクの人間性である、という理解でいいのかな?

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