2011年3月27日の記事

女子プロレスを見てきた

 

相方が最近、WWE(アメリカのプロレスです)ダイジェストをMXテレビで見ているせいか、“見に行きたい”と誘うので、近所で女子プロレスを見てきました。

徒歩10分のところに道場があって、毎週2回そこで興業を行っているのです。

 

アイスリボン

 

市民価格で2,000円×2。40人くらいいるのかな?と思ったらなんと120人!ビックリ。

 

 

続きを読む "女子プロレスを見てきた"

2011年3月18日の記事

エビデンス

僕はまがりなりにも法学部に在籍していたので、訴訟の際には訴訟当事者に立証義務というものがある、ということを学びました。

その際、伝聞証拠は証拠として採用されないというのも基本中の基本であります。

 

そして今、まがりなりにもメディアの仕事をしていて必ず言われることは、「一次情報を参照せよ」です。Wikipediaをよく見はしますが、あくまで参考。誰かが編集した情報は、一次情報ではありません。

 

今回の地震・原発の事故にまつわる件で、ソース不明の情報が多々ありますが、それを鵜呑みにしてはいけません。さまざまな情報が飛び交う中で、何を信頼すべきかというときに、これを頭に置いておくとよいでしょう。要は「裏を取る」のが大事です。

 

Twitterはその流れが早いことで、幸か不幸か「二次情報つぶし」も早く行われます。僕はネットにおいてもある程度自浄作用を信頼していますが、その見極めは重要だと思います。

情報は、量だけではなく、質も大事だということです。

2011年3月16日の記事

苛立ちと怒り

今週は今のところずっと自宅待機しています。

昨日、近隣の商店街に勤める家人を迎えに行こうとしたところ、あちこちのお店で「節電中」との張り紙が。しかし、看板は消灯していても、客もまばらな店内には煌々と照明が灯っていたりして、苛立つことも多々ありました。

家人と合流したところ、職場でちょっとした口論があったそうで、これだけピリピリしている状況だとそういうこともあるだろうと思いました。

 

さすがに先週末から5日間も自宅にこもっているとイライラしてきて、つい思いもしないようなことをネットに書いてしまいそうになりますが、そこはグッと飲み込みます。

匿名の人なら、そういうことをしてしまうことがあるかもしれません。しかし僕は、ネットは実名でつきあうべきだと思っているので(あくまで個人的信念ですが、そこは社会の延長であるからです)、自分で責任を負えないことを書くべきではないと思っています。

 

そもそも、さまざまな苛立ちや怒りの原因は、そのほとんどがコミュニケーションの不全にあると常々思っていますが、必ずしも相手方がコミュニケートできるとは限らないので、ある程度のガス抜きは必要となってくるでしょう。

 

そこで大事なのが、人と話すことだと僕は思います。家人の愚痴は僕が受け止めるし、僕自身も決して家の中から出せないような汚い罵りをすることもあります。

こうした負の吐き出しだけでなく、ポジティブな行動の吐き出しも役に立ちます。例えばコンビニやスーパーでお釣りやレシートをもらったときに、「どうも~」と一言言うだけで、結構気分が違ってくるものです。

 

記者会見を見てイライラするのは、インタビュアーとインタビュイーのどちらか、またはその両方がコミュニケートせずに一方的な情報を押し付け、または引き出そうとするからでしょう。そんなんじゃうまくいかないと、わずか10年ばかりのメディア人としての体感として思います。

(もちろん挑発して情報を引き出すテクニックというものがあることは知っていますが、あまり有効に機能したところを見たことがありません)

2011年3月15日の記事

地震が起きてから4日間のこと

3/11

その日は会社で特に急ぐべき業務もなく、GarageBand for iPadの検証と称していろいろ遊んでいたりしたところ、急にガクンという揺れを感じました。

 

あら、これはやばいかも。と思って慌てて着席すると、どんどん揺れは大きくなります。後ろの席の同僚が離席中で、20枚ほど積み上げたCDが倒れそうになり、手を伸ばしましたが届きませんでした。

業務に使っているコンピューターはiMac 20"で、非常に不安定です。他部署ではもっと大きなディスプレイが倒れたとのこと。

 

すぐに相方にCメール(auのショートメール)を送ろうとしましたが届かず。会社のネットワークは無事で、Twitter経由で安否を確認しました。

 

ところが交通機関が全く動かない。夕方18時くらいに、こりゃ泊まりになるかもと思って近くのセブンイレブンまで行くと、日配品(弁当・パン)は見事にソールドアウトでした。

 

帰宅をあきらめかけていたとき、ボスが「猪瀬直樹が20時ころ南北線が復旧する見込みとTweetしている」と教えてくれたので、とりあえず駅に向かうことに。

会社近くの自転車屋には20人くらいが詰めかけているのを見ました。

 

待つこと1時間くらい。21時半ころに南北線〜埼玉高速鉄道が運転再開。荒川を超えたところで降り、家まで歩くつもりでしたが、運良くバスを捕まえて最寄りの1つ前の駅まで乗って行きました。

そこから歩いていると、並行して歩いていた男性陣の会話が聞こえてきました。

「今、歩き始めてちょうど2時間だ。あと3駅」

……お疲れ様です。

 

家に帰ると、自室は窓際に置いていたコンテナが倒れてケーブル材料などが散逸。

GENELECのスピーカーが倒れていましたが一応無事のよう(その後通電確認していません)。

 

3/12のイベントはキャンセル。当然取材も無しとなりました。

 

その日は余震が怖くてどうにも寝ることができず、朝方まで報道を見て、就寝。

 

=======

3/12

 

相方も休み。自宅周辺を散歩してみると、屋根瓦や外壁が壊れた建物を散見。

 

====

3/13

 

相方は出勤。自宅でカレーを作る。

初めて土鍋でご飯を炊いてみる。

炊飯器の内釜で水量を測り、30分浸して、沸騰するまで火をかけ、そのまま5分弱火で熱する。20分蒸らせば出来上がり。意外と簡単。

計画停電の報道を見てから寝る。

====

3/14

出勤しようと思っていたが、電車が動いていないので自宅待機。

相方は出勤なので駅まで行ってみると、駅舎にすら入れない状態。

スーパーに行ってみると、レジから反対のエンド(2ブロック)まで人が並ぶ。

相方は午後には仕事終わりになることになったので、迎えに行ってみると、電車動いてる...

まあ緊急を要する仕事はないのでよしとしよう。

計画停電とは言いつつ、うちのエリアでは実際の停電は無かった。

ご飯はカレーと冷飯を温めて食べる。

======

今一番気がかりなのは、福島原発のこと。

万が一のことがあると(あっては困りますが)、しばらく自宅から全く出られなくなるし、インフラだってどうなるか分かりません。

しかし、冷静に行きたいと思います。

===

2000年に父親が亡くなって以降、僕の中にはある種の諦念が常に宿っていて、どうせなるようにしかならないと、流されるように生きてきています。端的に言えばビジョンが無い。未来予想を抱いていない。これは僕自身の大きな欠点として自覚はしていますが、ある意味では強みになることも認識しています。

なるようにしかならないけど、そのときになって慌てないように、冷静に。

2011年3月12日の記事

ユニクロ宛

 

ユニクロにも送ってみました。

 https://faqnavi12a.csview.jp/faq2/usermailform.do?user=frgroup&faq=customer&eval=1&type=0&id=0&parent=0

 ===

 

ユニクロ様

 

このたびの東北大地震で、御社の店舗も被害を受けたかと思います。

私は普段から御社のヒートテックを愛用しておりますが、

恐らく被災地の皆さんはこの初春の寒さで困っていると思います。

御社から、被災地へヒートテックを提供することは可能でしょうか?

わずかでも可能性があるのであれば、ぜひご検討いただきたいと思います。

 

アパレルのリーディング・カンパニーである御社の一挙手・一投足には

社会の関心も高いと思います。

 

ぜひともご検討ください。よろしくお願いいたします。

(ご返信は不要です)

 

資生堂宛

 

実際に送ったメールです。

ここから送れます。

http://www.shiseido.co.jp/customer/mailtop/index.html

====

資生堂 ご担当者様

 

今回の東北大地震で被災された方々に対し、御社の「水のいらないシャンプーFRESSY」の提供をお願いしたく思います。

阪神大震災で被災された方々のご意見をネットで見ると、御社FRESSYが大変役に立ったという発言を多数見かけました。

まだ物資提供のインフラ復旧の見込みなども立っていないのが現状だと思いますが、日本を代表するビューティケア商品メーカーである御社に

ぜひともこの件、ご検討ください。

 

ご返信は不要です。

ほかにも類似の意見が多数寄せられているとは思いますが、

一市民の声として受け止めていただけたら幸いに思います。

 

=====

追記

使いづらいという声も多数ありますね。

まあ、送ってしまったものはそれとして。