2012年10月23日の記事

メモ:高音質配信vsCDは不毛

高音質音楽配信大好きっ子(注:37歳既婚)の私です。

 

高音質配信の良いところは……

・音が良い

・CDからリッピングする手間が省ける(ただしWAVだと自分でメタデータ入れないといけない)

・CDみたいにパッケージがないので「あれ?どこに行ったっけ?」みたいなことがない

・廃盤がない(はずなんだけどな...)

・読み込みドライブのエラーなどに悩まされない

・通販の受け取りを気にしなくてよい

……というメリットがあります(あ、頭痛が痛い系の文だ)。

制作サイドからしてみれば、製造や流通コストがカットできるのも魅力ですし、24ビット/48kHzで制作したのに、泣く泣く16ビット/44.1kHzに落とすということを避けることができます。

 

デメリットとしては……

・HDDが飛ぶとデータが飛ぶ(バックアップ取ればいいという話)

・データが大きい(まあ致し方ないです)

・ブックレットがないことが多くクレジットが確認できないこともしばしば(これも売る側の工夫次第)

・中古で転売できない

 

……といったところでしょうか。

制作サイドとしては

・売りにくい

・CDマスタリングを前提にすると、まとめづらい。CDがメインで高音質用に別途マスタリングするとコストが二重になる

 

 

特に音質は大きくて、DSDのものなどは鼻血が出るくらい素晴らしいものが多く、その場の空気感まできちんと再生されていると感じることも少なくありません。

個人的には高音質配信(少なくとも16ビット/44.1kHz)があれば、もうCDで買う必要はないなとも思うのですが、ブックレットの問題は大きくて、クレジットが確認できないのは不便だなと思うことも多々あります。まあこれはPDFでブックレットを付けるなり、Webサイトでクレジットを公開するなりで対応してほしいなと。

 

他方で、CDにもまだまだ可能性があると思うのです。

 

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2011年3月18日の記事

エビデンス

僕はまがりなりにも法学部に在籍していたので、訴訟の際には訴訟当事者に立証義務というものがある、ということを学びました。

その際、伝聞証拠は証拠として採用されないというのも基本中の基本であります。

 

そして今、まがりなりにもメディアの仕事をしていて必ず言われることは、「一次情報を参照せよ」です。Wikipediaをよく見はしますが、あくまで参考。誰かが編集した情報は、一次情報ではありません。

 

今回の地震・原発の事故にまつわる件で、ソース不明の情報が多々ありますが、それを鵜呑みにしてはいけません。さまざまな情報が飛び交う中で、何を信頼すべきかというときに、これを頭に置いておくとよいでしょう。要は「裏を取る」のが大事です。

 

Twitterはその流れが早いことで、幸か不幸か「二次情報つぶし」も早く行われます。僕はネットにおいてもある程度自浄作用を信頼していますが、その見極めは重要だと思います。

情報は、量だけではなく、質も大事だということです。

2011年1月15日の記事

大友良英『アンサンブルズ2010−共振』

水曜日に代休を取って、水戸芸術館での大友良英『アンサンブルズ2010ー共振』に行ってきました。

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2010年12月 1日の記事

司会進行役などをやってみた

 

 

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僕は"ムーンライダーズ":http://www.moonriders.net/のファンです。

ファンとしてはかなり新参の部類ではあるのですが、大学時代にハマり、ディスクユニオンに通って当時廃盤だった旧譜も探しまくり、メンバーのソロライブにも行き……と相当熱心になりました。

相方もライダーズ・ファンだし、今の職場に就職するときの面接でも「ライダーズ・ファンだって? どのアルバムが好き?」とうちのボスに聞かれ「ドントラ です!」と答えて入社しました。

大げさに言えば、結婚できたのも就職できたのも、ライダーズあってのことです(多少の誇張あり)。

 

……というわけで、音楽メディアの仕事に就いてからも、折々で鈴木慶一さんに取材させていただき、大変貴重なお話を幾度となく伺いました。

 

 

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2010年2月15日の記事

#twmb

仕事関係のイベントに行ってきました。

うちのボスがゲストで、ホスト役にお二方。ちょうど今日発売の最新号を山車に、業界の今年の展望を語ってみよう!&ホストの方々が4月に行うセミナーのプレ講座的内容(というか問題意識を提示する会?)でした。

結構業界で見知った方がたくさんいらっしゃっていて驚きましたね。100人強。

 

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2010年2月 3日の記事

USTREAMで誰でも放送局

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しばらく忙しくてブログの更新が滞っていました。まあ、twitterはしていたんですけどね。1週間で8件くらい取材して、一気にまとめてわけわからなくなってましたが、編集部内校正では概ね好評だったので良かった良かった。

で、まあ、今一番面白いのはUSTREAMですよ。

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2010年1月 6日の記事

フリー

Public Domain Archive

 

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著作権の切れたクラシック楽曲と歴史的演説のMP3ファイルがあるサイト。

 

2009年10月27日の記事

U2be

遅々として仕事が進まない中ではありますが、見てしまいました、

U2のライブ生中継@YouTube

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あああ、エッジの顔が欠けてしまった……。

 

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2009年10月22日の記事

取材してくれよ!

新大阪から阪和線に乗って、右側の車窓をぼんやり眺めていると、こんなビルが目に止まりました。

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その右側の張り紙を見て、思わず“?”

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2009年9月15日の記事

突っ込まれるインタビュー術

今日、部署の人たちと昼飯を食べながら、『徹子の部屋』にオノ・ヨーコは出演可能か?という話題になりました。恐らく話は噛み合わないと思いますが、黒柳さんは誰に対しても話が噛み合わないとも言えるので、その点は問題にならないのかも?

そんなヨタ話はさておき、大学のゼミの後輩に、大宮冬洋君というフリーライターがいます。学年は2つ下なのですが、僕が5年まで居たのでゼミ在籍時期も重なっている、というわけ。ゼミのOB会の幹事役もやってくれるので、大変ありがたいです。

……と、そんな彼ですが、たまたまTwitterで源太郎さんが紹介していたので、彼が日経ビジネスAssocieのサイトでやった中村うさぎへのインタビューを読みました。

中村うさぎの発言内容も大変面白いのですが、ここで気がついたのは彼のインタビュー術です。ちょっと引用してみましょう。

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