2016年1月30日の記事

高橋健太郎『ヘッドフォン・ガール』

高橋健太郎さん初の(そしてアルテスパブリッシングさん初の)小説『ヘッドフォン・ガール』を読み終えました。

あらすじはアルテスさんのサイトをご覧ください。

http://artespublishing.com/books/86559-129-3/

 

僕と健太郎さんのやり取りが本格的にスタートしたのはここ数年のことで、それ以前も仕事で何度かお会いしてはいたのですが、Twitterを介してのやり取りが増えたころから、仕事でお会いする機会も増えてきました。

あるとき、ヒットラーのマイクをテーマにした小説を思い浮かんだという話は聞いたのですが、それがこうした形で上梓されるまでは、5年近くの時間が経ったと思います。

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2015年8月 2日の記事

『a Beautiful Day』発売20周年記念再現ライブ@ビルボード東京2nd

 

【出演メンバー】

カーネーション

直枝政広(vo、g)、大田譲(b、cho)

 

Special Guest

矢部浩志(ds)、鳥羽修(g)、佐藤優介(k)、鈴木桃子(cho)、ZOOCO(cho)、ロベルト小山(ts、ss、perc)

 

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2015年3月25日の記事

Gratitude

サックス・プレイヤー、井上淑彦さんの訃報が届きました。今もって信じられません。本当につらく、寂しい気持ちです。

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2015年2月 7日の記事

パルコ・プロデュース 歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」

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脚本:福原充則 演出:河原雅彦

音楽:Only Love Hurts(面影ラッキーホール)

出演:古田新太、小泉今日子、高畑充希、三宅弘城、高田聖子、山中 崇、政岡泰志、駒木根隆介、三浦俊輔、高山のえみ、田口トモロヲ

http://www.parco-play.com/web/play/iyaou/

面影ラッキーホール(現:Only Love Hurts)というバンドを知ったのは、カーネーションがリキッドルームで主催した『Eternal September 2011』というイベントでした。絶妙な歌謡ファンクに乗せて、老人男性と恋に落ちた「今夜、巣鴨で」、題名通りの「俺のせいで甲子園に行けなかったあの夏」、「好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた」、「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」などのトラウマ・ソングを連発し、一発で好きになってしまいました。ちなみに一緒にライブに行った友達は全く受け付けないと言っていたのも分かる気がします(笑)。
そんな面影ラッキーホールの曲の数々を使用したミュージカル、『いやおうなしに』を見に行きました。

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2014年10月11日の記事

パット・メセニー・ユニティ・グループ・ジャパン・ツアー(東京2日目)

神、パット・メセニー大先生のツアーでございました。

会場はすみだトリフォニーホール。オーケストリオン・ツアーでもここでしたね。取材できたのもよい思い出です。

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パットを中心に、クリス・ポッター(reeds)、アントニオ・サンチェス(ds)、ベン・ウィリアムス(b) アントニオ・サンチェス(ds)で結成されたユニティ・バンドのライブはブルーノート東京で見ましたが、これにジュリオ・カルマッシ(お得意のいろいろ担当)を加えたユニティ・グループに再編されてのライブでした。

 

 

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2014年6月 8日の記事

矢部浩志のドラムに心を撃ち抜かれて

カーネーション『タンジェリンとハイウェイ』東京キネマ倶楽部。もちろん注目はゲスト:矢部浩志だ。矢部は椎間板ヘルニアが原因で2009年に脱退して以降、ドラムをたたくことは無かったのだが、昨年辺りからポツポツと再開を始め、鈴木慶一の新バンド、Controversial Sparkにも参加している。しかし、やはり、カーネーションでたたく矢部浩志のドラムを見たいというのはファン心理としては当然だ。

 

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2014年3月 5日の記事

Jazz The New Chapter

最近自転車の話しかしていない僕ですが、音楽も(コントもプロレスも!)忘れていませんよ!

いろいろとお世話になっている柳樂光隆さんをはじめとする皆さんが尽力された『Jazz The New Chapter』というムックが出ました(私の勤務先の商品ではないですが)。

ロバート・グラスパーやら、LAシーンやら、ヨーロッパのフューチャー・ジャズやら、“新しいジャズ”に目配せの行き届いたムックです。

まだ全部読んでないんですが、やまだ(仮名)さんが、

……とおっしゃるので、柳樂さん、村井さん、原さんの鼎談を読みました(みんな読むといいよ)。

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2014年2月 8日の記事

かしぶち哲郎 お別れ会

昨年末に亡くなられたムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎さんのお別れ会が青山CAYでありまして、行ってまいりました。お昼すぎから関係者の部もありましたが、一般の部での参加でした。

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祭壇にはバラ。献花もバラ。

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2014年1月12日の記事

井上淑彦FUSE@Dolphy 11th. Jan

2011年から恒例となっているFUSEの新春3days(の2日目)に行ってきました。

昨年の模様はこちらを。

1st

1.naughty boy

角田さんが、ドドンパン、ドドンパンとまるでサンプラーのようなリズムをたたき出すアレンジ。それを見てるだけで楽しくなっちゃいました。

2.マンボウ(新曲:仮題)

新曲。マンティカのリズム、マンボのリズム、ということでマンボウという仮題……なんだけど、FUSEでやるとどこがマンボなんだか分からんですね。

3.beloved(最愛の人)

これはものすごく奇麗な曲

4.birth of life

すごく久しぶりな、初期FUSEのレパートリー。

2nd

5.歩む(新曲:仮題)

これはすごく長い曲で、R&Bみたいな歌メロに近い感じなんだけど、曲のセクションがいくつも展開していく感じでした。

6.who is it?

すごく細かいビバップ的なフレーズが崩壊?していくという感じ。井上さんのテクニカルな面が出た曲。

7.no more christmas(新曲:仮題)

「毎年年末年始に曲書きにこもっているのに親戚が遊びに来ていて、でも自分はそんな気分にはなれない心情を」というクリスマス・ソング。シンプルなメロディの繰り返しのようでいて、転調フックがたくさんあるという井上さんらしい曲。

8.glasshopper

おなじみの曲ですが、田中さんのソロのときにメインのリフをロケンローな譜割りで弾いてしまったがために、角田さんがそこに乗っかってHighway Starかよ!?みたいな感じでドドパドドドパドやりだして、井上さんはタイミング外して遊ぶしで収集つかない感じ(笑)。ドシャメシャなまま終わりました(笑)。

enc.ずっと

glasshopperで終わるわけにはいかないので、おなじみのこれでエンディング。紅介さんのアルコ、本当に奇麗ですね。

と、新曲が多くて気が抜けないのが新春FUSEなのですが、今年は個々のプレイがどうのこうのよりもバンドとしての感じが出ているような印象を受けました。もちろん個々人すごいんですが、それがいい具合に4人でハマったというか。正直、glasshopperで笑いすぎてしまって細部はすっかり忘れてしまったのですが(笑)。

明日もありますので、よろしければぜひ。

2013年12月 2日の記事

is Rock about to die?

ロックは死にそうだ。

と、昨日ふと思ったんです。なんだろう? まだうまく言えないんですが。

 

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