2017年2月25日の記事

40代からの古典ゼミ

どうもどうも。随分ご無沙汰の更新です。近況としては、最近コーヒーに凝っています。

さて、大学のゼミ同期で久しぶりに集まりました。メンバーは...

●さまざまなIT企業を渡り歩いてきた「大将」(彼は名前を出して仕事していないようなのであだ名で)

ネットイージス.comでおなじみのパロス法律事務所・桜町弁護士

●雑誌編集業16年の僕

本当はもう一人参加予定だったのですが、体調不良のため不参加。少し遅れて2年下の炎上フリーライター大宮冬洋君も合流しました。ゼミは3&4年次なのですが、我々3人は5年まで居たので(僕以外の2人は留学、僕は大学院浪人)同時期にゼミに在籍していたのです。我々は法学部・福田雅章先生のゼミでしたので、一応の専門は刑事政策ということになります。

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2015年7月16日の記事

安全保障関連法案が衆院特別委員会で可決

クソだ。最低だ。本当に頭に来た。

確かに、今の衆院の議席数からすれば可決して当然だし、今ごろ騒いでも無駄、という意見はその通りかもしれない。

そして、成立後の違憲立法審査こそ本丸であるとの指摘もそうかもしれない。僕もそこが本丸だとは思う。

しかし、議論も尽くさないで、一方的に多数の力で押し切ることが議会制民主主義なのか?

あんたたちの議席は、本件について選挙民の信託を受けて獲得したものなのか?

日本国憲法が要請する戦争放棄の理念に合致していないという自覚はあるのか?

 

自民党を支持している人たちもいらっしゃるだろうけれど、本当に、これでいいんですか?

創価学会員の皆さんは、公明党がこれに賛成していいんですか?

 

仮に、安保法案が可決したとしても、すぐに徴兵制に至るとか、そんな短絡的なことはさすがに僕も考えません。

しかしこれで自衛官が戦地に送られ、戦地に送られるということはそれなりに犠牲が払われることになり、日本の領土も攻撃対象となる可能性も上がるでしょう。

僕はただの一度もそれに了承した覚えはありません。

 

もうひとつ許せないのが、こうした意見を唱えるとすぐ嘲笑する人たちが少なからずいることです。

じゃあ、あなたたちはどうするの? どうしたいの?

僕はどの政党も支持していないし、今のリベラルが総崩れを起こして、国民に対して語る言葉を持ち併せていないのは大変由々しき問題だとは思ってはいる。

でも、だがしかし、政権政党の間違いを批判するのは、至極当然だと思います。それに対して与党は説明を尽くす義務と責任を持っているはず。

 

国会前に集まる人たちも、大半は同じような怒りを持っているんだと思います。

若い人たちがたくさん集まっている……そうした流れが往々にして時間の経過とともにひずみを抱えていくことも多く目にしてきました(それだけ歳を取ったとも言えます)。

その一部がたとえ、あまり褒められた人たちじゃないとしても、多くは純粋な不安と怒りを抱えて、その場に足を運んでいるはずです。

「今更国会を囲んだところで」という批判は確かにそうかもしれないけれど、そうした一言で切って捨てることは、僕にはできません。

どうも日本の世の中全体が、そうした嘲笑に覆われてきているように思います。

小選挙区制とか、自民の極右化とか、いろいろ問題はあるけれど、どうも僕には、最大の敵はそうした嘲笑にあるように思えるのです。

2015年3月25日の記事

松本麗華『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』

麻原彰晃の三女、松本麗華さんの自伝が出たということでKindleで購入。講談社はこういうところもちゃんとしていますね。

 

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2014年1月11日の記事

世界が川口&蕨を愛してる

 

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いろいろあって、「世界が川口&蕨を愛してる」という旗印を作ることになりました。団体ともグループとも言えない、強いて言えばネットワークなのかもしれません。ごく自然発生的なものです。

 

事の経緯は、1/19、我が街に外国人排斥のヘイト・スピーチの連中が来るのを知って、こりゃなんとかしなけりゃと思ったところに、ネットで近隣の方々から声をかけていただいた、という感じです。


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2013年6月 1日の記事

愛のロマンと憲法解釈

本日、恩師・福田雅章先生のパーティがありました。

会場に着いて、「愛のロマン」と題されていると知りいささか面食らいましたが、そのタイトルの理由はのちの先生のお話から分かった……のかな? まあそんな気がします。

途中でいきなり先生の「講義」が始まりました。私を含む門下生にはよく馴染み深い話でしたが、記念に動画を撮りまして、そのままアップしてもよかったのですが、いろいろ差し障りがあるといけないのでFacebookに友人限定公開にとどめました。しかし、いい話なので、ここに書き起こしを載せます。途中からスタートしていますが、憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と憲法25条1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」の解釈についてです。ちなみに先生の専門は刑事政策・犯罪学・子どもの権利ですが、これは自己決定論と、それが想定していない子どもの権利との関係から先生が生み出した「受容と応答」を基盤する関係性の権利の話です。

学部の講義、ゼミは、ずっとこんな感じでした。今の僕の基礎を形作った考え方だと言えます。

ジョークや、あえて逆を言ってみるのも入っていますので、多少分かりづらいかもしれませんが、僕自身が後から読み返すためにアップします。

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2012年6月29日の記事

再び国会前

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実感として前回の倍以上の人が集まったような印象。ただ、2割は見物っぽい感じだったかなと。

その2割のうち、どれだけが次回来るのか? そういうことなんじゃないかなという気がします(来週はたぶん行けません)。

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2012年6月22日の記事

国会前

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2012年6月20日の記事

著作権法改悪に対する怒り

違法ファイルDL刑罰化を含む著作権法改正が成立しました。悔やんでも悔やみきれないです。

 

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2010年10月30日の記事

水月昭道『ホームレス博士』(光文社新書)

 

水月昭道『ホームレス博士〜派遣村・ブラック企業化する大学院』(光文社新書)を読みました。

 

 

前半は、大学院重点化政策によって大学院生は増えたものの、大学院生やオーバー・ドクターには就職先やポストが無いままなので、彼らが薄給の研究員生活を強いられたり、自分の専門と全く関係の無いアルバイト(コンビニやら清掃員やら)を強いられたり、あるいは非常勤職をなんとかかけもちしながらも年収200万程度のワーキングプア状態にあることを告発する内容。

後半はパチプロで糊口をしのぎながらオーバードクターを過ごしていた筆者(今もって常勤=テニュアでない)の体験談、という構成です。

著者の専門は環境心理学で、がん患者や障害者の生き方、学び方から「学ぶ・研究する」ことの本質を描こうとしています(が、ちょっと蛇足にも思えました)。ちなみに著者は得度を受けている仏教徒(僧籍あり)でもあります。

 

個人的には、もっと分野ごとの考察が深くあってもいいのではないかと思いました。

文系と理系、修士卒と博士卒などでマトリクスを描くと、より深く問題をあぶり出せるのではないかと。

 

で、翻って私のことを。

 

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2009年12月23日の記事

TX『ガイアの夜明け』を見て思ったこと

テレビ東京『ガイアの夜明け』を昨夜見ていて思ったことです。

昨晩の放送内容はこちら

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