2009年4月21日〜30日の日記
■2009/04/30 (木) 小坂忠@ビルボードライブ東京 |
出社。若干校正があって、後はひたすら引っ越し準備。
隣のビルに移るだけなんだけどね。
自分の分はほとんど終わって、部署共有分も若者が頑張ったおかげですぐ終わり、
明日は代休を取ることにする。
6連休……ボケるぞ。
18時に会社を出て、ビルボードライブ東京へ。
小坂忠さんのツアー最終日1stステージ。
ビクターさんにご招待いただきました……上手一番上の端っこだけどね。
隣には伊藤銀次さんご一行様がいらっしゃって、ちょっと緊張。
バンドは高橋幸宏(ds)、小原礼(b)、Dr.kyOn(k)、そしてバンマス佐橋佳幸(g)。
プラス山本拓夫(sax)、西村浩二(tp)、鈴木桃子(cho)、藤井真由美(cho)。
ゲストにこのステージは尾崎亜美。どうなってんでしょうね……。
PAは飯尾さん+ケンテック近藤さん。
まあ、席が席なので音がどうこうとかは言えません。
もちろん悪くはないんですが、メインと同じバランスではないので。
で、やっぱりねぇ、幸宏さんのドラムは独特ですよ。
どうたたいても幸宏節。そこが面白かったな。
演奏曲目は新譜『Connected』の楽曲を中心に、
「ありがとう」「ほうろう」「ふうらい坊」「機関車」「ゆうがたラブ」辺りも。
とにかくファンキーでかっこいい。
そりゃー、なんでベースが細野さんじゃないんだとか、ドラムが林さんじゃないんだとか、
コーラスが吉田さんじゃないんだとか、そういうことも一瞬頭をよぎりますが、
どっちがいいとか悪いとかではなく、どっちもいいんです。
何より忠さんのボーカルが圧倒的。60歳であんなに歌える人、いないよ!
全く衰えがないどころの騒ぎじゃないです。ゴスペル、強し。
(今、つよし=剛と変換しそうになった。そんな剛君逮捕現場近く)
大変満足して帰宅。ご飯は煮物と麻婆豆腐。
鶏肉がとても柔らかくておいしい。相方、えらい。
■2009/04/29 (水) まちの断片 大山顕 |
お休み。えーと、昭和の日、でしたっけ?
・クリーニング屋に行った。
・昼は赤羽のゆうひやで塩つけ麺。細麺でオーダー。
午後は川口メディアセブンにて、住宅都市整理公団総裁・大山顕さんのトークイベント。
大山さんという人は、NHK『熱中時間』などでもおなじみですが、
僕ら的にはデイリーポータルZのライターです。
団地・工場・ジャンクション・高架下建築といった無機構造体を中心に、
共食いキャラクター(とんかつ屋の豚とか)まで見て回っている、という人。
http://danchidanchi.com/
http://portal.nifty.com/2007/03/16/b/
http://portal.nifty.com/2007/06/29/b/
http://portal.nifty.com/koneta05/02/10/02/
従って、提示される物件はすべてデイリーで見ているわけですが、
こうやって本人がプレゼンすると、また別の光を放って見えるから面白いですね。
そう考えると、いろいろさっぴいでも「直接」というのは最強のメディアなんでしょうな。
……というか、直接はメディアじゃないか。うーん。
ご飯はいなだの塩焼きなど。
「ベストハウス123」で出てきたハム屋“ミオ・カザロ”、
さっきの共食いキャラ物件じゃん! ドナドナじゃん!
いいオチが付きました。
■2009/04/28 (火) 仕事人 |
朝から部署の会議。
建設的な意見を幾つか言ってみる。
こういう場では、できるだけそういう意図で発言するように心掛けている。
逆に黙っているときは……ぶちこわしたい、ということかもね(笑)。
校正が出なかったので、倉庫の整理など。
「ああ、これは見なかったことにしたい」というものも散見。
ガシガシ捨てる。
夕方になって、1つこじれている案件を投げられる。
うーん、最近そういうの多いですね。
「ここまでこれこれこうした事情でこうなっているから、なんとか形にしておくれ」みたいな。
これまでのキャリアを見てそう評価していただけるのはありがたいんですが、
……なんかねぇ、そういう役どころですか?みたいな感じはある。
たまたまこれまで何件かうまく行ってるけど、次もうまく行くとは限らないですよ……
……くらい慎重に行くと、たぶん何とかなるとは思う。
何か銀行の債権回収担当みたいだな(全然違うけど)。
……というたとえが出るのは、帰宅してからテレ東『ガイアの夜明け』で
信用金庫の融資先企業再生担当の話を見たからかもしれません。
はっきり言えば、彼らの業務内容はコンサルで、
倒産=生活破綻という小規模企業や個人商店に対して親身になる彼らの姿に、
僕は感銘を受けました。
これは学ぶべきものがあるよね。
銀行とか金融とか、昔から全く興味が持てなくて、
それはお金が人生ではないだろう、という浅はかな考えがあったからです。
しかし、お金はリアルに人生にかかわってくる問題です。
お金で解決できないことと、お金でしか解決できないこと、お金でも解決できること。
世の中にはこの3つがあって、そのすべてをうまく駆使していかないといけないのですよ。
……ということに30代で気がついているのは遅すぎます(汗)。
家には21時前に着きました。
先日、ベランダの物干し台受けアームが根本から折れたので
(ボルトがさびて朽ちた)
通販で代用品を取り寄せて取り付け。
ネジを一本、ベランダから落下させたのはナイショ。
(人通りが無くてよかったよ……)
ご飯はピーマンの肉詰めと煮物。
相方が一瞬間違えて「ハンバーグの肉詰め」って言ったのが面白かった(笑)。
明日は、地元で住宅都市整理公団・大山顕さんのトークイベントがあるので
それに参加します。
http://www.mediaseven.jp/open/common/link.jsf?iid=341&act=eventdetail&pmd=21
http://danchidanchi.com/
■2009/04/27 (月) 校正 |
昨日戸田君にいただいた「あげ潮」、おいしいです。ありがとうございました。
ええっと……仕事は校正。
GW中に会社が移転するので、要らないものを捨てたりとか。
90年代のソフトウェアのパッケージとか要らないっての。
22時12分退勤。
ご飯はカレーの残りとコロッケと韓国風オムレツ。
=
えー、ちょっとむかつくことがあったのですが、
ここで書くのはどうかと思うのでやめておきます。
しかし……プロとして仕事をしていく上での自覚が足りないのではなかろうか?
……ということを、小林弘人『新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に 』(バジリコ)を
読み始めて思ったりもするわけです。
「待ち」の姿勢で仕事してたらダメですね。
どうやって収益を上げるかというのは、さすがにそこまで頭が回りませんが、
いろいろ攻めないとなぁ……。
■2009/04/26 (日) 劇団6番シード『テンリロ☆インディアン』 |
朝、散髪に。
日曜日は9時開店で、毎回9時ジャスト狙いで行くのですが、
フライングしている先客が2人もいました。
9時15分の段階で、12時半までのお客さんが埋まるという状況。
お昼を相方と食べた後、新宿に寄ってから池袋へ。
高校の同級生・戸田君の妹、早奈美さんが所属する
劇団6番シード『テンリロ☆インディアン』。
池袋芸術劇場は10年ぶりくらいかなぁ。
半ば同窓会状態になりまして、
戸田君は地元で個人学習塾の経営をしています。
池川君はコミックパークという、オンデマンド出版によるコミックのオーソリティ。
ケニちゃんは……えー、自由人です。
早奈美ちゃんのおかげでいい同窓会の機会をいただきました。ありがとうございます。
さて、テンリロ☆インディアン。
アメリカはカンザスで宝石強盗事件が起こり、
犯人は日本人らしいという情報に基づき、街に居た日本人が全員容疑をかけられて
留置場に入れられる。犯人は誰か?……というミステリー・コメディです。
普段見ているものが、まあ非常にアクの強い方々が出ているものばかりなので、
比べようがないと言えばそうなのですが(笑)、
普段見ているものがものすごいうまいプレーヤーが集まっているバンドみたいなものだとしたら、
6番シードは個々の個性は強くないけれど、アンサンブルがしっかりしているバンド、
といったイメージです。
個人的には、もっとハミ出してくれる方が好きなんですが、まあそこはね、
演出家の意向とかもありますから。
終演後、なぜかレゲエがずっとかかっているロマンス通りの天狗へ。
この3人は紀伊半島一周ウルトラクイズとかをやっているので、
既に今年のウルトラの話題に。
しかしなぁ……みんな結婚しようた方がいいぞ!(笑)
21時に中座して帰宅。
ご飯はカレー。
=
途中、池袋のイシバシ楽器に寄ったんですがね、混んでるんですよ。
不景気なんて嘘なんじゃないか、とさえ思います。
■2009/04/25 (土) ダラっとした休日 |
一日中家にいました。
午前中はスーパーに買い物に行ったり。
ラーメンを作って二人で食べる。
雨でどこに出かける気も起こらず。ダラダラ。
昨日の教授の公演をiTunesで買う。
夕方、強烈にダルくなりました。
たぶん、その前までは身体とか気持ちの緊張が切れてなかったんだろうなー。
晩ご飯は鮭とキャベツのコンソメとイナダの刺身。
=
明日は、旧友・戸田君の妹さんが主役を張る!という
劇団6番シード「テンリロ☆インディアン」を見に行きます。
ソワレだけどね。
散髪にも行かなきゃ……
■2009/04/25 (土) 坂本龍一『Playing The Piano 2009』雑記 |
冒頭、北極圏の音からプリペアド。
まあ、いきなりガツンとかますにはいいんじゃないでしょうか。
序盤で「To Stanford」。
これ聴いて泣くかなー、と思ってたけど、そういう位置に持ってこなかった。
えらい。さすが教授。
「1919」では、シーケンス制御で鳴っている方のピアノの音が、
ピアノじゃない音に聴こえてくる。もっとシンセみたいな、というかね。
こういうミニマルの面白いところは、同じものを繰り返しているはずなのに、
全く違う音とかフレーズが浮かんでくるところだと思いました。
もちろん演奏も微妙に変わっていくんだけど、それとは違うところでね。
「hibari」とかも同様に美しい。もう参ったね。
ちなみに「hibari」についてのMCをする前に“ケータイ出していい”アナウンスがあったので、
せっかくいい解説をしていたのにみんな聞いていなかったのが残念。
メビウスの輪的な構造を持っていて、シーケンスのピアノと自分のどっちが先に行くのか
自分でも分からなくなる、といった趣旨のことを語っていたような気がする。
「Perspective」聴いていて思ったのは、
セガ『ナイツ』のテーマ「Dreams Dreams」は、これの翻案ですな。Bメロがクリソツ。
やっぱりやってしまう「energy flow」なんですが、
これも曲順のせいかベタな感じがしなくて良かったな。
有名なAメロ以外の部分の深みがすごくあって。
ネットで評価が高かったのは「Self Portrait」やったこと。
まあ、だからなんだ、って感じですが。
個人的には「ゴリラがバナナをくれる日」がうれしかったな。
アンコールの「BEHIND THE MASK」。
会場のウケが最も良かったのはこれだったからYMOファンが多いってことかな?
確かにMIDIグランドからリフが出た瞬間におおっ!って感じはあった。
ちなみにこれと「Perspective」は歌詞が映像で出るんですが、
一緒に歌っちゃいましたね。声は出さないけど。
頭の中でボコーダーに変換してしまうのは避けられない(笑)。
「千のナイフ」も良かったけど、
「Tibetan Dance」ではなぜか細野さんがベースを弾いている姿が浮かんできました(笑)。
個人的にやばかったのは「put your hands up」。
泣けました。
筑紫さんへの追悼の思いが感じられたのは気のせい?
=
今日は相方も休みで、雨も降っているので、今のところダラダラしています。
■2009/04/24 (金) 坂本龍一『Playing The Piano 2009』 |
ようやく入稿終わり。デザインもまとまったし。やれやれ。
ぶっちゃけ、今週月曜が入稿締め切りだったはずなのですが、
“あがり”は僕が一番早かったっぽいです……大丈夫か?
=
というわけで、18時に会社を出て、川口リリアホールへ。
駅で相方と合流して坂本龍一ピアノソロツアー『Playing The Piano 2009』。
雑誌等で既報なのですが、今回のPAはZAKさん=音が小さい、ということです。
僕は教授がZAKさんを指名したという話を聞いたときに、
「あ……こりゃ正解だわ」と思いました。
最近、どんなライブを見ていても「PAしすぎ」と思うことがあります。
舞台上で演じていることとスピーカーから鳴っている音が一致しないんですね。
エンジニアもそれを意識している人が増えてきたようで、
センターにスピーカーを置いて舞台上から発音させたり……。
その中でZAKさんは、必要以上に音量を出さない、という方法をされている。
つまり、“離れた舞台でピアノが鳴っている”ように聴こえるPA。
そして音が小さいので、みんな耳をそばだてて、音に注意を向ける。
ただし、弱点もあって、物音がすごく気になるんです。
時計のアラームや携帯の着信音/バイブ/光、ものすごく気になりました。
しかし教授はそれを逆手に取るかのように「composition 0919」でケータイを出せと言い、
観客に写真を撮らせる。まあ、SAMSUNGのケータイCM曲だから、というのもありますが、
その音や光がノイズとなり、サラウンドというかクラウド的なものとして作品に加わる。
非常に適当な感じでありながら、作品になっているのは大したものです。
もう少し公演の内容に触れるとすれば、
教授用ともう1台、MIDIグランドがあって、教授が事前に弾いたものがMIDIを介して鳴る、
バーチャル連弾の形式でライブは進んでいきます。
背景は教授の制作パートナー、空さんが制作した映像が投影されます。
えーと、曲目は……iTunes Storeですぐ販売されますから、そっちを見てください(笑)。
というか、これもすごいよね。海賊版より早く配信されるなら、みんなこっち買うよ。
教授は「毎回テーマを決めている……今日は……言わない(笑)」と言っていたけど
僕はTwilight、というイメージを持ちました。
まだ咀嚼できていませんが非常に満足。
平たく言えば「すごく良かった」です。
=
帰宅後、ご飯は餃子。タモリ倶楽部は絶頂美術館(笑)。
■2009/04/23 (木) 草?gメンバーのこと |
SMAPの草●(●は弓偏に剪)剛君が、ミッドタウン脇の公園で酔っぱらって全裸になった。
……まあ、それだけのことなんですけど、なんだ、この過剰反応は?
警察としては、「これは薬か?」と思い自宅に踏み込んだけど何も出ず。
メディアも過剰反応しすぎですよ。
さんざんいい人だとか草食系だとか言われて、
そりゃ酔った勢いでハメの一つも外したくなってしまったりとか、
そういうこともあるでしょう?
芸能人じゃなかったら名前も出ないし、一晩泊めて即釈放でしょうな。
それを音羽の次男坊aka死神君は「お、また噛みついておくか」とばかりに
余計なこと言いだしやがるし。
どうせだったら23日間未決勾留で放り込むくらいまで徹底すると、
いかに代用監獄がひどいかが世間に広まるんだろうな、と思ったりもしましたが、
弁護士が優秀でしょうから、そんなことになるはずもなく。
しかし、ひどい話だね。一挙に犯罪者扱いだもの。
直接迷惑がかかったのは、せいぜいミッドタウン近隣の人だけでしょう?
■2009/04/23 (木) うーんうーん |
なかなかデザインがまとまらない。
ボスの指摘はもっともで、まあ、それが決まればOKなんだけど、
デザイナーさんの手が追いつかない。
……っていうか、先週末から投げてて1週間かかるってのはどうよ?
まあいいや。
そんなこんなで21時退勤。
ご飯は鉄火丼。
テレ東の経済ドラマでリーマン破綻を見る。
4,000万もらってもあんな仕事したくないな。
明日は坂本龍一@川口リリアなので、それに間に合うように仕事の決着を付けます。
=
千早さんのCD『東京メゾン』聴きました。
まあ、音楽的にまずい部分があるであろうことは予想していたのですが、
思った以上に目的がはっきりしていた作品でした。
ていうか、きっと向かいたい方向はマルヤマさん的なところだよね?
=
しかしiTunes Store、音悪いよね。特にレギュラーもの。
まあ、それでもいいから買う、ってものを買って、結局後でCDで買い直したりするんだろうな。
どうせならロスレスで売ってくれよ……。
■2009/04/22 (水) うーん |
出社直後にデザインの確認。直しをお願いする。
いいところまで来ているが、詰め足りていない感じがする。
午後、某社の製品内覧会。
マーケ担当の方々がワタクシの郷里に転勤になり、
わざわざ東京に来ている(しかも月の半分)。
よく知った方に話を伺うと、何とお子さんがワタクシの母校に通うことになったそうな。
うーん、世間は狭い。
22時前に退勤。
王子で千早さんがストリートライブをしていた……のはblog見て知っていたんだけど、
何せ僕がついたときにはまだ始まってなかった……遅すぎない?
千早さんに会うのは久しぶり。
で、せっかくなので2曲ほど聴いて帰る。
正直に言えば、千早さんは歌も楽器もうまい方じゃない。
でも、何かを伝えようとする気持ちは大きいし、それが伝わってきたのよね。
それをもっと楽に、形にできるようにしてあげたいな、と思った。
(それは僕が直接やるってことではなくて、仕事を通してとか、いろいろね)
少なくとも、クリエイター面して何もしていない僕の100倍偉いです。
CDも買ったけど、後で聴こう。
ご飯はまぐろカマ。
テレビで教授が出てた。大竹伸朗のペインティングとセッション。
うーん、大竹伸朗の方がすごいね……。
でも最近の教授は好きです。ようやく迷わず自分の音楽をしている気がする。
■2009/04/21 (火) メモ |
21時退勤。
うちのOBのK君が遊びに来ていた。
仕事はまあ地味に忙しい。デザインが上がってくるのは明日。
ご飯はすきやき。
=
昨日はブレーカーが落ちる。
今日はMOを入れた瞬間にカーネルパニックが起こる。
……会社がもうすぐ移転するというと、何か起こる……そんなもんだ。
某海外から来るはずのものがまだ来ない……。