愛情を試すような真似をするな!
相方のお父さん、2カ月前から肺炎で入院していて(お義母さんの葬儀にも出られず)、やっと昨日退院……したのもつかの間、今日熱を出して再入院してしまいました……ていうか、それって退院しちゃダメだったんじゃないの!?
恐らく、一度の入院で病院にいられるリミットが2カ月だったのではないか?と推測します。高齢者の長期入院は社会的問題で、今は割と短期で出してしまい、介護保険制度にシフトする、という流れのようです。がしかし、義父は明らかに病人であり、それを杓子定規的に退院させるということには怒りすら覚えます。
また、退院生活を送らせるつもりで、相方はケアセンターと打ち合わせしていたそうですが、そのセンターの人が「やっぱり月に1度くらいは来ていただかないと」と言ったそうです。そして、仕事も今のように続けるのは難しいでしょうねということまで言い放ったそうです。
……いったいどうしてここまで高慢なことが言えるのでしょうか?
相方の実家はうちから片道6時間かかるところです。交通費も往復で3万円ほどかかります。月に一度行ったとして、それが1泊で済むような話ではないでしょうし、そんな融通が効く働き方は無理です。そして、我が家で誰かが長期的に無収入であることは、家庭生活の破綻を意味します。
もちろん親のこと、家族のことなので、放っておくわけにはいけません。が、さも「毎月来て当然」のような口ぶりでそう言い放つ他人の存在が我慢なりません。その一言で、相方がどれだけ悩み傷つかねばならないのか。
結局ケアセンターのご厄介になることはしばらく保留となったわけですが、僕はそんなケアマネージャーとうまくやっていけるはずもないと思うので、業者変えた方がいい、もしくは担当を変えてもらった方がいいと思います。
そうやって、人の愛情を行動で試すかのような口ぶりで、他人がモノを言うのが僕には我慢なりません。もちろん無視を決め込めば済む場合もたくさんあるから、そんなにいちいちめくじら立てているわけではありません。しかし、生活を賭してまでこうすべきだ、と言い放つのは卑怯です。久しぶりに本気で腹が立ちました。
これはうちの祖母のことにも言えるわけで、「やはりお嫁さんに来ていただかないと」と病院がうちの母を呼び出します。が、それはずるい言い訳です。ほかにもできる人はたくさんいるのに、嫁だという理由で行かねばならないのか。
僕は大学時代ずっと、パターナリズムと戦ってきましたが、それは今でも変わらないのかもしれません。
決めました。僕はそうした不条理と徹底的に戦います。
ビジネスだとしたら飲み込むこともときとして大事ですが、自分の、そして家族の人生について、そこで妥協しちゃいけない。
コメント[11]
そう言うケアマネは、替えるべき。
Posted by yopy at 2009年12月13日 06:58 | 返信
どうもです。何かご意見いただけるんじゃないかとは思っていましたが、やはりそうですか。そうですよね。
Posted by iori at 2009年12月13日 07:29 | 返信
なにかしらコネがあればいいんだけどね。
うちも知り合いのケアマネに替えたら、その人はいろいろな要望にそれ以上に応えてくれてます。
顔見知りだとそんな無責任なものの言い方はせず、親身になって考えてくれるんじゃないかな。
ま、なんでもそうだけど。
Posted by わだっち at 2009年12月13日 09:52 | 返信
なんか大切なものを見失ってるって思うことが多いこの頃です。
で、戦わないで「だめだこりゃ」って目をつむり気味のこの頃だったので
ドキッとしました。
シフトだ。。
Posted by ミヒロ at 2009年12月13日 22:24 | 返信
>わだっち
ご意見もっともです。でも顔見知りかどうかで態度が変わるのはプロとしてはどうかと思う。いつだってベストを尽くすのがプロのはずで、アマチュアに家族を任せたいとは普通は思わない。
>ミヒロさん
ご存知のように、僕は普段はニコニコしていてあまり怒らないんです。だけど怒るときは本気で怒ります。
戦う、と言っているのは自分や家族を守るためですからね。我慢ならないことは我慢ならないとはっきり言うべきだと僕は思っています。時々相方が“頼むからことを荒立てないでくれ”と泣きそうな顔して止めようとすることもありますが(笑)、それは関係ありません。だって怒りってそういうものですからね。
Posted by iori at 2009年12月13日 22:37 | 返信
そのケアマネさんから、プロとしての気合いやスキルが感じられないのであれば
担当もしくはケアセンターを変えてみるのもいいかもしれません。
お互いの信頼関係って大事です。
「この人にならまかせられる。」もしくは「まかせてみようかな?」と思える人を探して下さい。
治療・介護は逃げようのない現実ですし、長期戦になることも予想されます。
大いに怒りつつ、奥様やお父様の意見を尊重しつつ、落とし所を探り続けていく必要があると思います。
お役に立つかどうかわかりませんが、
遠距離介護のNPO法人のサイトを挙げてみます。
悪徳法人ではなさそうです。(爆)
NPO法人パオッコ ~離れて暮らす親のケアを考える会~
http://www.paokko.org/index.html
Posted by 白牡丹(pai_mu_tang) at 2009年12月14日 01:05 | 返信
>白牡丹様
いいサイトを教えていただきました。ありがとうございます。「遠距離介護」というタームが既にあるということが、我々のような話がレアケースでないという証明でしょう。
Posted by iori at 2009年12月14日 08:52 | 返信
文字にするのが物凄く難しい問題なので
昨晩からウンウン考えていました。
私も、私の家族も他人事ではないので…
問題が山積でヘトヘトの時に
無理難題や綺麗事などを言われる事ほど
悔しくて、悲しくて、空しいものはないと思います。
相方さんの呟きを読んでいて、とても心配です(><)
家族内の事や、それを取り巻く様々な事って
一言では片付かない事ばかりですもんね…
なんだか、支離滅裂になってしまってごめんなさい。
iorinさんも体調など崩されません様に。
Posted by 雀 at 2009年12月14日 16:21 | 返信
>雀さん
課題は非常に大きなことですが、あまり難しく考えないことが大事だと僕は思います。
・採れるべき選択肢とそれに関する情報・材料をすべてそろえること
・その中でベターなものを選ぶこと
・何が自分にとって重要かをあらためて確認すること
人間、いろいろなものが押し寄せると混乱し、あわてふためきやすいのですが、だからこそ一つずつ解きほぐしていくことが大事です。ある程度見えたら力わざで“うりゃっ!”としてしまうのが早かったりもしますが、まずは1つずつ丁寧にやっていくのが大事だと思います。
うちの相方も年々タフになってるとは思います。当たり前なんですけどね。
Posted by iori at 2009年12月14日 18:04 | 返信
確かに戦わずして、慣例は変わらないかもしれません。
前向きに頑張ってください!
Posted by Shu at 2009年12月16日 12:17 | 返信
>Shuさん
ああ、Shuさんまで……すみません、ほんと。
まあ、状況はいろいろ変わってきているのですが、まだ報告できる段階でもないので、追記していない感じです。とりあえずは仕事が忙しい〜(@_@)
Posted by iori at 2009年12月16日 23:29 | 返信
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