小林賢太郎演劇作品『ロールシャッハ』(再演)本多劇場マチネ
前回と比べて、話がコンパクトにまとまっていました。既に3人は壁のところに招集されていて、キャラクターの背景も徐々に明らかになっていく感じ。前置きやジャグリング、%マンの話題がグッと短くなり、ストーリーに集中するような、ギュッとまとまった作りになっていました。
舞台セットも変わっています。
付け足されたのは富山(竹井さん)の背景で、彼がどんな気持ちで任務に臨んでいるのかが明らかになり、話の深みも増したと思いました。
ここ2年くらい「小林賢太郎はストーリーが書けない」と批判をしていましたが、実はこのくらいシンプルにテーマを絞ればそんなことないなぁと思いました。これでいいんですよ。
ようやく『ロールシャッハ』が完成したんだなと思うと感慨深いです(まだ終わってないけど)。心置きなく次のことができそうですね。
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