2009年8月18日

佐々木敦『ニッポンの思想』

佐々木敦さんと言えばHEADZの代表として、主に音楽・芸術分野での評論活動をされている方ですが、思想に関する新書を出されたことについて、書店で見かけたときにはちょっと意外に思いました。しかし、文芸批評=論断でもありますから、読んでいるうちに腑に落ちる感じはあります。

本書はニューアカ以降の日本の思想界を大まかにとらえたものです。浅田彰・中沢新一に始まり、そのシンパとして柄谷行人・蓮實重彦の名を挙げ、90年代のポストニューアカとして福田和也、大塚英志、宮台真司が登場……というところまで読み進みました。そしていよいよ佐々木が最終・最強として挙げる東浩紀がまもなく登場します。

90年代に学界に身を置いていた僕としては、福田・大塚・宮台辺りまでしかフォローできていなかったので、非常に興味深いです。

午前中に業務連絡系の会議。日中は見本誌配本に出かけたり。20時半退勤。ご飯は煮豚とコロッケ。夜は気がついたら寝ていました。

 

面倒なので、過去の日記は月単位でペーストしてしまいます(笑)。

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