Kraftwerk『Autobahn』
テクノ・ポップのゴッド・ファーザーことクラフトワークの『アウトバーン』から『ツール・ド・フランス』までがリマスターされました。詳細はよく分からないんですが、ラルフ・ヒュッターがリマスター監修しているようです。迷いに迷って、取りあえず『アウトバーン』(英語版)だけ買ってみました(「電卓」(もちろん日本語版)が入っていたら『コンピューター・ワールド』も買っただろうなぁ)。
一聴して音圧が上がっているのは分かりますが、中低域の充実感と低域の出方がこれまでのCDとは違っているような印象を受けました。高域もアタックが出ていて、かつ低域にコンプ感がちょっとあるような印象も。ただ、楽曲の印象まで変わってるかというとそこまで大きな違いはないかな……という感じで、リマスターとしては好ましい方向だと思います。あと、アートワークが「変わっている」と言われていますが、新しいアートワークのスリーブがついていて、中ジャケは昔と同じイラストでした。
あと買うとしたら、『人間解体』(「ロボット」収録)とドイツ語版ボックスかなぁ。
ちなみに、いろいろ調べていたら、オリジナル・メンバーのフローリアン・シュナイダーが今年脱退していることが分かりました(昨年から離脱で、正式脱退発表が今年)。まあ、60歳超えているので、定年退職と考えた方がいいんでしょうかね。電化して以降はあまりすることがない状態だったとも言いますし……。一方でラルフ・ヒュッターは言ってみれば“代表取締役”ですから、これからもワンマン創業者として頑張っていただきたいものです。
聞くところによると、最近のクラフトワークは3D映像を交えたライブを行っているそうで、ぜひ来日公演もやっていただきたいなと思います。
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