2009年11月 1日

あがた森魚ミニライブ

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相方の職場のすぐ目の前にある公園で、あがた森魚さんがミニライブをするというので昼間行ってきました。ちょうど相方もお昼の休憩だったので一緒に。

言ってみれば市民フェスティバルみたいなものの一環でして……そう、あがたさんとは同じ市に住んでいるのですよ。わはは。一度新宿駅でお見かけしたことがあるのですが、たぶん一緒の電車に乗っていたんだろうな。子どもの合唱の後にあがたさんという、なんともほのぼのした雰囲気……っていうか、そんなところにあがたさんでいいのかな? まあいいや。風が強かったのですがいい陽気でした。

 

あがた森魚と言うと、一般の方は「赤色エレジー」くらいしかご存じないと思いますが、それはビートたけしについて「コマネチ」くらいしか知らないのと同じことでありまして。ニューウェーブ(ヴァージンVS名義)から雷蔵でのアフロファンク、ソロ名義でもタンゴやらブラジルやら、非常に多彩な音楽性を持った方です。

そして、鈴木慶一さんを音楽家として世に出した人物でもあります。今日のイベントであがたさんは「ボブ・ディランに憧れて、あんな風になりたくて東京に出てきた」と言っていましたが、あがたさんにとってデビュー当時の“ザ・バンド”は、はちみつぱい、ムーンライダーズの前身でありました。自宅に引きこもってギターを抱えて何やら不可思議なことばかりしていた慶一氏を案じた鈴木母が、勤め先にギターを抱えてバイトに来ていた学生(あがたさん)に「うちにも似たのがいるから遊びに来てあげて」と言い、そこから2人の交流が始まり……というのはファンの間では有名な話です。

 

さて、本日のライブ。予定より10分押しでパーラー・サイズの古びたギターを抱えてあがたさんが登場。ここに引っ越してきて5年になるといったMCから、地元の地名が盛り込まれた「六間通りを行くよ」(タイトルはややあやふや)。もちろん“ロッケンロール”とかけているわけですが。風が強い中、マイクを通した声のよく通ることといったら。

続いて「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」。これは数年前に出たアルバムのタイトル曲。あがた少年の思い出と、大作『ジパング・ボーイ』との間にある20年を一気に飛び越えるというファンタジックなセミドキュメンタリー。もうこの2曲であがたさんから目が離せません。

子どももたくさんいる現場だったので、NHK教育「バケルノ小学校校歌」。まあ、これは番組見たこともないのでよく分かりませんでしたが……。

そして最後は、まさかまさかの「赤色エレジー」。しかもサラッと歌っていらっしゃって。シロウトが真似しようとすると、つい力みがちなんですがね。あがたさん、かっこいいっす。

 

以上、コンパクトではありましたが……何なんでしょうねぇ、あがたさんが歌うと、ちゃんとそこにはあがた森魚ワールドが出来上がるというすごさ。どう考えても明らかに崩しているとしか思えない(ある意味ボブ・ディラン的)唱法。僕と相方は「大寒町」とか「百合コレクション」とかやってほしかったね、とも言ってはいたのですが、そんなぜいたく言わなくても十分“あがた森魚を堪能”したわけでした。

 

そんなあがたさんを追ったドキュメンタリー映画『あがた森魚ややデラックス』が上映中でありまして、九段会館でのコンサートを見逃している僕としては、これは行っておいた方がいいなぁと思っております。

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コメント[3]

あがたさんはうちのご近所さんみたいです。

先日、永六輔さんのラジオで、あがたさんゆかりの土地を歩くってんで元郷から中継してました。
ちょうど弟の結婚式だったので見に行けなかったんですけど・・・

よくメディア7にもいらっしゃいますね。
2度ほどすれ違いました。

あがたさんのお膝元でのコンサートということで、一般のファンにとってはシークレットライブに近いものがありました。様子を拝見できて幸せです。どうもありがとうございました。

いくらなんでもオフィシャルでも情報出ないってのは驚きました。しかもイベント主催側にも詳細情報が出ていなくて、調べて調べてやっと分かるというレベルでしたからね。
イベント自体の雰囲気は、まあ地元のお祭りの一環としか言いようが無いので、さもありなんという感じもありましたが、あがたさんはさすがでありました。

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