2010年1月10日

福田雅章先生古希祝賀論文集献呈式・雅会

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恩師・福田雅章先生の古希祝賀論文集の完成を記念して、献呈式を兼ねた福田ゼミ同窓会“雅会”が如水会館で行われました。如水会に入っていないので(汗)、如水会館に来るのは久しぶりです。

 

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写真もなんとなく撮ってはいたのですが、肖像権等に留意してオープンの場では公開しません。

如水会館の運営は東京會舘なので、料理はとてもおいしかったですね。あと、記念撮影が基本はデジイチなんですが、シノゴでも2枚ほど切っていたようです。仕事ではめっきりフィルムを使うことが無くなったので、久しぶりにフィルムカメラが動いているのを見ました。

同期では、S町(今月から弁護士)とK原(安中榛名から長距離通勤中)が参加。珍しいところでは一つ下の代でN野。彼もこの春から弁護士だそうです。30過ぎてこれから新米、というのもそれはそれで大変そうです。

いつもの雅会は大宮冬洋君が仕切ってくれていることが多いのですが、今回は論文集献呈式ということもあり、ゼミの先輩で現在は母校で教鞭を取っておられる本庄さんが幹事でした。ありがとうございます。

 

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歓談や諸先輩方のスピーチ。古希記念とは言え、先生の古希は実は一昨年でしたが、多少遅れるのもうちのゼミらしい話です。また、学界でご活躍の非常に聡明な諸先輩方も“福田先生のエピゴーネンになるまいとする苦労”を率直に語られていて、ああ、僕はその道に行かなくて正解だったかも……と繰り返し思いました。師匠が型破りすぎるんですよ。市井から勝手なことを言っている方が100倍楽です。

最後に先生のご挨拶。“学者・研究者というのもおこがましい。私は自分の直感を信じて来ただけ”と語る先生。弟子一同深く頷くところでした。旧来の人権論が依拠していた“理性的な人間”という前提を疑うところから、受刑者・障害者・家族関係・患者・マイノリティ、そして子どもの権利を深く考えてこられたわけです。その理性的な側面以前の動物的な感覚に立ち戻ることも大事であると。確かに我が身を振り返っても、理性的な理由で結婚したわけでもないですし。そんな“理由付けのできない動物的な行動”も権利として尊重するために、自己決定論・自己責任論を超えた人間関係の尊重という論旨に結びつくわけでしょう。何度も拝聴しているお話ですが、思いを新たにしました。

そして最後に、先生から超サプライズ発言。新しい家族関係論をご自身の動物的感覚に従って実践されていく……ようです(詳細はここには書きません)。(生)暖かい目で見守らせていただきたく思います。

 

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……これ、今のオレでも読めるのか?(汗)

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