2010年2月21日

【ネタバレ?】小林賢太郎『Potsunen SPOT』横浜BLITZマチネ

 

そんなわけで、昨日の『Potsunen SPOT』のネタバレ感想です。一応、「万が一見てしまってもあまり影響はでない」ように配慮して書きたいとは思いますが、ご注意願います。

 

まず前半は総論から。下記のAmazonリンクの下に書きます。

 

 

『the spot garden of Mr. Potsunen』を見ていない身としては、新しいPotsunenがどう来るか全く想像できなかったのですが、あえて表現するならば「<過去曲を集めたベスト盤>ではないが集大成的な内容」だと思います。

そしてKKTV以降の表現だなぁ、ということですね。KKTVは、テレビに出ない小林賢太郎がテレビでできる表現を追求した番組でしたが、Potsunenの舞台上にも映像装置なり何なりはあるわけで、その使い方がKKTVを踏まえたものになっていたと言えましょう。

また、今回のスタッフワークも実に秀逸でした。徳澤青弦の音楽も、既存曲がすべてSPOTバージョンにアップデート。基本は弦カルのみといった感じで、より「今っぽい」サウンドの使い方、作り方だと思います。「今っぽい」というのは、生楽器の鳴り方や響き方を重用する、という意味です。

そして音響……結構定位で音の動きを表現するというものも多いのですが、実にうまくリンクしていたように思います……って、片耳つぶれてる現状だとはっきりしたことは言えないんですが、たぶんそんな感じでした。

 

では各演目は「続きを読む」から。中身は書きませんよ。

 

 

 

●スポット

●椅子落語〜ヒミツボ

●アナグラムのあなぐら

●獣医師

●ない

●一坪の王国

●線上の手男

●うるう人

●一坪の王国

(以上、当方が適当につけたタイトルです)

 

たったいま、「ない」の音楽が初日だけ違っていたという話を聞きました(mixiに書いてあったと相方が言っている)。なんだかずいぶんアグレッシブだったみたいで……そうかー、そうかー、そっち聴いてみたかったなぁ。

2月21日追記

ネットの書き込みを見ていると「期待していた感じと違う」「物足りなかった」的な意見を言っている方も意外といて、なんでだろう?と思っていたんだけど、ハコニシさんとmixiメッセージのやりとりをしているうちに気がつきました。

そうおっしゃる方々は「ベスト」的なものではなく(つまり従来の進化系ではなく)、「新譜」を期待していたんじゃないのかなー、と。うまいたとえが見つからないけど、新しい風景が見たい。それはそれで分かります。でも僕は今のPotsunenはいい方向に進化していると思うし、また新しい表現を期待するとしたら別プロジェクトを待つしかないんじゃないかな、という気もしてしまいました。そうなるとまたラーメンズ本公演が遠のく危険性も......。

とりあえずは次のKKPにも期待(順番的に言えばそうでしょ?)。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.impactdisc.net/mt/mt-tb.cgi/265

コメントする