2013年3月24日

朝日美穂『ひつじ雲』リリース記念ライブ

昨日の夜のお話です。

朝日美穂さんは、実はつい最近までちゃんと聴いたことがなかったのですが、新作『ひつじ雲』が大変素晴らしく、これはライブも行かなきゃなと思ってサラヴァ東京へ。

メンバーは朝日美穂(vo,p,k)、高橋健太郎(g)、千ヶ崎学(b)、楠均(ds)、北村聡(bandneon)。よく考えたら千ヶ崎さん以外の方の演奏、ライブでは初めてでした...

 

感想は「じわーっとくるいいライブ」。この日、いろいろなイベントがバッティングしていたのですが、本当に来てよかったなと思いました。

アルバム『ひつじ雲』からもそんな印象を持ったのですが、ブラジル音楽のようなテイストも含みつつ、非常に表情豊かな楽曲群。朝日さんの伸びやかな歌声。素晴らしいリズム隊のグッと抑えた演奏。時にワイルドにロックが顔をのぞかせる健太郎さんのギター(エレキシタールまで登場)。楽しかったな。音楽って楽しいな〜。

アルバム『ひつじ雲』は(あ、前の段落と書き出し同じだ...)制作に6年かかったこともあってか、バラエティに富んだアレンジなので、これをライブで「再現」するのは難しいし意味がないのではないか、とツイートしたところ、健太郎さんから「でもベーシックは3人でせーので録ってるよ」と指摘をいただいて、じゃあどうかな〜と思って見ていた部分もあったのですが、いやはや、すごいですね。もちろん打ち込み中心の曲などでは完全再現に至らないんだけど、ちゃんと『ひつじ雲』の世界。でも、それはサウンドというより、「音楽として」かな。

朝日さんが、「この先ライブの予定が決まっていなくて、次にいつこうしたライブができるのか分からない」とMCで言っていたけれど、音楽というのはそのくらい特別で、また同時に日常のものなんだな…そんな両面性をライブそのものからも感じました。

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