2013年10月12日

【ネタバレ】小林賢太郎演劇作品 振り子とチーズケーキ

作・演出:小林賢太郎  出演:竹井亮介、小林賢太郎

マチネに行ってきました。

おもいっきりネタバレです。

引越やらなにやらの疲れでウトウトしてしまい、申し訳ないな〜と思いつつ、ちゃんと見ていましたよ! そのくらいほんわか見るのがちょうどいい作品でした(言い訳)。

前の『P+』でははっちゃけまくったコバケン氏でしたが、果たして今回は……。

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【あらすじ】

街の図書館に勤務する冴えない中年男(竹井)。探偵小説を読むことを生きがいとしている彼は、たまたま隣接する公園に落ちていた女性の日記を手にする。返却すべく、半分興味本位で日記を眺めると、いろいろな国を短期間で巡っている……ようであったが、ただ「おいしかった」と書かれる食べ物、描写の細かいイケメンなど、謎は募るばかり。心の中の自分(小林)とのやりとりの中で、その秘密を探っていくのだが……。

 

今回は竹井さんとの二人芝居ということで、二人がどういう関係性で登場するかをずっと想像していましたが、まさか同一人物だとは思いませんでした。話はほとんど竹井の頭の中の、自分との対話……まあファンタジーですね。この設定はなかなか面白かった。また日記の文体で「おいしかった」とだけ端的にあると、円谷幸吉みたいだなと思ってしまいました(そういう話ではありません)。

まあ、コバケンのパフォーマンスは絶好調でありまして、ただただ楽しそうだなぁという感じ。むしろ演劇というよりはコント的でありました(長いけどね)。お話自体は非常にコンパクトだし、ゆったりと時間が流れるので、濃厚な世界を期待すると肩透かしを喰らうかもしれませんが。

それと今回、ほとんど音楽がなかったです。2曲くらいかな? たぶん徳澤青弦によるものだと思いますが、今までは大体テーマ・ソングがあったKKPとは、かなり趣が違っていました。

今のところゆったりした感じがどうも強い気がしたのですが、恐らく公演を重ねるにつれてどんどん細部が磨かれていくのでしょう。それが楽しみです。

ちなみに「六甲の天然水のCMに出てくる関口まみ」というタレントが好みのタイプとして名前が挙がるのですが、調べてみてもそんな人居ません(笑)。コバケンの「関口!」の一言で動きが止まる竹井さん。でも「関口!」って聞くと、僕としては娘1ことHIROSHIのことしか思い浮かびません(笑)。

そういえば今日は水野学氏が来場されていたようなのですが、終演後にポスター(今回は金箔押しです)を見ると、本作の世界がうまく表現されているなぁと思いました。

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