2014年1月11日

世界が川口&蕨を愛してる

 

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いろいろあって、「世界が川口&蕨を愛してる」という旗印を作ることになりました。団体ともグループとも言えない、強いて言えばネットワークなのかもしれません。ごく自然発生的なものです。

 

事の経緯は、1/19、我が街に外国人排斥のヘイト・スピーチの連中が来るのを知って、こりゃなんとかしなけりゃと思ったところに、ネットで近隣の方々から声をかけていただいた、という感じです。


僕にできることと言えば、テキスト書いたり、宣伝したり、その程度ではあるのですが、これはやらざるを得ないなと思って書いたテキストがビラになることになり、これは形にしてくださった方々に感謝です。

本音を言えば、デモに来る連中はムカつくけど放っておけばいいのかもしれないし、カウンターの方々だって白昼堂々と汚いヤジを飛ばしたりするので、僕はそういうのは嫌いなんですよ。“嫌い”というか、一番マジキレするタイプとも言えるので、そうなってしまう自分がたまらなく嫌なんですよね。

だから逆に、メッセージとしては、冷静かつ情熱的に発信していく方法はないかなとずーっと考えています(仕事中を除く)。

気になって板橋・大山での在特会男組の対峙なども見てきたのですが……なんていうか、プロレスっぽいなと思いました。WWEユニバースである僕が嫌ってる感じの“プロレス”ね。彼らの間だけでの闘争っぽく見えてしまって。エンタメ性も無ければ、お互いに慣れ合って罵りあってるんじゃないの、この人たち、ってちょっと思う面もありました。当事者不在なんですよ。

だから、僕は、チラシのメッセージ文はあくまで僕個人が“今回のデモはこういうところが嫌だ。住民としてウチのシマでそんなことやってんじゃねえぞ、コラ……もとい、私たちの街でそういうことをしないでよね”というつもりで書いて、それに賛同していただける方がいたら一緒にやっていきましょうよ、というつもりです。

一つだけこだわりがあるとするならば、「あらゆる差別に反対します」というところです。人種・国籍上の差別はマイノリティ問題全体の一部でしかないわけで、すべてのマイノリティ問題が等価であると思っているわけです。

同時に、これは僕自身への戒めでもあると思っています。“本当にお前は一切の差別意識がないのか?”と問われると、恐らく答えに窮するでしょう。だけど、戒めないことには自らの態度も改まらないと思います。

一緒にいろいろ考えてくださる方々は、実際にはどなたにもお会いしたことがありません。つい、駅で降りるときに「ああ、この人たち、近くに住んでるけど誰一人知らないや」と思ってしまいました。この地に落ち着いてからもう14年になりますが、そろそろ地域とのコミュニケーションを欲しているのかもしれません。

まだ始まったばかりです。恐らく実費はカンパと身銭で賄っていくことになるので、皆さんご協力のほどよろしくお願いいたします。本当はデモが事前に回避できればいいのですが、そんなに簡単にことが片付くとは思ってないです。お時間のある方、1/19(日)はぜひ西川口〜蕨に足を運んで、どういうことが行われているのか証人になってください。もちろん地元でご協力いただける方は、一緒にいろいろ考えていきましょう。

 

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