かしぶち哲郎 お別れ会
昨年末に亡くなられたムーンライダーズのドラマー、かしぶち哲郎さんのお別れ会が青山CAYでありまして、行ってまいりました。お昼すぎから関係者の部もありましたが、一般の部での参加でした。
ドラム・セット。僕がムーンライダーズを知ったころは既にヤマハでした。
会場はファンでいっぱい。『彼女の時』リリース・コンサートの映像(これはなぜかアルバム収録音声をかぶせてあるもの)、1986年恵比寿ファクトリーでのAnimal Indexライブの映像、サエキけんぞうさん司会のNHK『ソリトン』の映像などが流れていました。が、あらためて祭壇に目を向けると、とてもせつない気持ちになりました。
最後にご子息がご挨拶。「父の音楽をこれからも愛してください」。お別れ会で拍手というのも変かもしれませんが、みんな拍手をしていました。僕も拍手しました。
関係者の部で、ムーンライダーズのメンバー(岡田徹さんはインフルエンザで欠席)が「スカーレットの誓い」を、スカート澤部渡さん、カメラ=万年筆の佐藤優介さんが「君には宇宙船がある」を演奏されたそうです。
かしぶち哲郎さんお別れ会、鈴木慶一さん「最後に会ったのは亡くなる5時間前。かたわらにギターがあったので『釣り糸』を弾いたけど、コードが難しくて6小節目ぐらいで弾けなくなった。考えればムーンライダーズは6小節のループだった。その6小節目が全休符になった」。
— 宗像明将 (@munekata) 2014, 2月 8
まだ、僕はかしぶちさんがいらっしゃらないことを飲み込めないでいます。
かしぶち哲郎という一人の音楽家に対して、語るべき言葉をそう多く持ちえていないのかもしれません。しかし、ムーンライダーズの一角としては、言いたいことがありすぎて逆に整理がつきません。
今ただ言えることは、かしぶちさん、ありがとうございました。どうか安らかに。ただそれだけです。
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