2016年3月 6日

なぜ自転車に乗っているときに対向する自転車に挨拶するのか

サイクリングロードで、以前一緒に仕事をしていたSさんとたまたますれ違いました(近所に住んでるけど、お互い多忙なのは分かってるので、あまり連絡してなかったんです)。

僕はヘルメット+サングラス、先方は普段着MTBなので、折り返して追いかけていったら「よく分かりましたね」と言われたので、どうしてかよく考えてみたんだけど、対向する自転車をよく見ているから、ということに尽きるのかなと思ったのでそんなエントリーを。

僕はバイクコントロールがうまいわけでも速いわけでもないのですが、社会人が趣味&健康管理として休日に自転車に乗っている以上、仕事に支障を来すような事故は絶対に起こしたくないと思いながら乗っています。

交通ルール順守はもちろんですが(だから逆走自転車が来るとめちゃくちゃ怒ります)、気をつけていることの一つが対向車に会釈なり挨拶をすることです。

挨拶しているから善行しているとか、そんな道徳的なことを言うつもりは皆無で、挨拶するということは、「相手が向こうから来ていることを認識している」ということを示すためにしています。返してもらえたら、相手もこちらを認識している、という合図になります。

事故は、相手がこちらを認識していないから起こることであって、その回避のためのコミュニケーションが必要だ、ということです。僕は基本的には自分勝手な人間なのですが、自分が安全でいるためにはそのくらいのコスト(という言い方はどうかとも思いますが)を払うのは全く苦になりません。

 

もう一つは「声掛け」ですね。「自転車が通ります」「右側を通ります」「右から抜きます」と言う。自転車乗りの間ではハンドサインで通じる部分もありますが、歩行者やジョガーには分からないので。もちろん歩行者を追い出すような形になるのはよくないのですが、急に飛び出されたり、ラインを変えられたら怖いですから。自転車を追い越すときもできるだけ言うようにしています。今日は通り道の公園で某印刷会社グループの駅伝大会が開催されていて、それはもう人だらけだったので(園路いっぱいに応援の人たちが広がっていた)、「自転車通りまーす!」と大きな声で言っていたら、Sさんにこのことを指摘されました。

 

交通コミュニケーションという意味では、サイクリングロード以上に一般道(車道)は重要です。赤信号だったら、ハンドサインをして停車したら、後続車が来るかどうか振り向いて確認します。「ドライバーと目線を合わせることが重要」とどこかの本にありましたが、「こっちもあなたの車が後ろに来たことは分かっているんだよ」というシグナルを発することは重要です。

 

……と、ごく基本的なことではあるのですが、意外と速いライダーにこういうことができていない人って多いんですよね。あと昔から乗ってそうな人とか。そこがスポーツとしての自転車にまつわる、マナー上の問題点だとも思うのですが……。ただ、ガチで競技をしているような人たちで本当に速い人は、見ている範囲ではきちんとしているんですよ。

 

それでも事故ることはあるんだろうな……気をつけよう……などと思いながら、車止めで立ちゴケしましたけどね。過信は禁物です。

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