2017年2月25日

40代からの古典ゼミ

どうもどうも。随分ご無沙汰の更新です。近況としては、最近コーヒーに凝っています。

さて、大学のゼミ同期で久しぶりに集まりました。メンバーは...

●さまざまなIT企業を渡り歩いてきた「大将」(彼は名前を出して仕事していないようなのであだ名で)

ネットイージス.comでおなじみのパロス法律事務所・桜町弁護士

●雑誌編集業16年の僕

本当はもう一人参加予定だったのですが、体調不良のため不参加。少し遅れて2年下の炎上フリーライター大宮冬洋君も合流しました。ゼミは3&4年次なのですが、我々3人は5年まで居たので(僕以外の2人は留学、僕は大学院浪人)同時期にゼミに在籍していたのです。我々は法学部・福田雅章先生のゼミでしたので、一応の専門は刑事政策ということになります。

そもそも今回の集まりは大将の呼びかけで、「学生時代から約20年経った今、お互いがどんなことを考えているのか知りたい」という目的でした。彼は昔からそういった「根源にかかわることへの知的欲求の高い人」と僕は認識しています。

話題の中で最も大きかったのは、現在の情報ソースをどうやって得ているかということ。大将はIT系企業に勤めている反動か、ネットの情報の多さ、薄さ、偏りが気になっていて、現在のメインは本。しかも一定の時間を経たものが良いと考えているとのこと。僕自身はメディアの特性によって「情報そのもの」の価値は変わらないと考えています(もちろんメディア特性によって解像度は違っている場合もありますが)。

特にネット上の議論では、ディベート型というか、論破が目的になっていることが多いという話も上がり、そういえば我々のゼミはみんな優しかったし、お互いの尊重をしていたよね、と。

確かに、僕自身は特に個人的に遊びに行ったりするゼミテンはあまりいなかったのですが、みんな大切な仲間だという意識はあるし、「てめー、このやろー」的な感情を彼ら・彼女らに抱いたこともないです。先輩/後輩を含めてもそう思います。それは、もちろん個々人のパーソナリティに依るところが大きいわけだけど、福田先生という稀有な存在を慕って集まったからこそ、という気持ちもあります。

そう思いながら遠い目になりかけたところ、話の流れで「古典を読む読書会をしよう」という恐ろしい話になりました。まさか40になって古典...。

前述の通り、我々は法学系、広く言えば社会科学系で、ミル、ウェーバー、マルクスとか、そんなところをなんとなくでも読んではいたのですが、当時も読み込めてはいなかったでしょうね...。今回の読書会では特にジャンルを設けず、3カ月後に集まろう、ということが決まり、課題図書が決まりました。

クロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』

 

 

...マジかよ...(あわててAmazonで古本買いました)。

他のゼミテンの参加も歓迎です。LINEグループを作ったので、大将にコンタクトしてみてください....(マジかよ)。

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